よくある質問
(同義質問:真鍮と快削真鍮の違いは?/C2801とC3604の違いは?/黄銅と快削材はどう違いますか?)
🔸 C2801(黄銅)は板材として流通しており、一般的には曲げやプレスなどの板金加工にも用いられますが、当社では特に厚板のマシニング加工など、機械加工による部品製作を得意としています。
🔸 C3604(快削黄銅)は丸棒・四角棒・六角棒・フラットバーなどの棒材で流通し、旋盤加工やマシニング加工による切削加工に適した素材です。
🔶 黄銅(C2801)とは?
C2801は、銅と亜鉛のみで構成された標準的な黄銅です。
高い延性と適度な強度、優れた耐食性を持ち、装飾性にも優れています。
特に厚板材のC2801はマシニングセンターやフライス盤による機械加工に適しており、精密な外観部品や装飾部品、機構部品の製作に用いられます。
板厚を活かした削り出し加工・彫り込み加工・ねじ加工にも対応可能です。
🔹 主な用途:
装飾パネル、熱交換器、端子板、電気接点部品、建築金物、装飾プレートなど
🔹 特徴:
曲げ・絞りなどの塑性加工も可能(※薄板の場合)
厚板はマシニング加工など精密機械加工に適する
鉛を含まず、RoHS指令対応(環境対応材)
⚙️ 快削黄銅(C3604)とは?
C3604は、黄銅に少量の鉛を加えることで被削性を高めた合金です。
丸棒・四角棒・六角棒・フラットバーなどの形状で流通し、旋盤加工・マシニング加工・量産切削部品に最適です。
🔹 主な用途:
精密ねじ、電気端子、継手、バルブ部品、装飾パーツなど
🔹 特徴:
高い被削性と寸法精度
工具摩耗が少なく、量産に最適
鏡面仕上げが容易で外観も美しい
一般的には鉛入り(RoHS非対応)だが、**カドミレス材(C3604BD)**にも対応可能
🏭 当社の対応
当社では、C2801(板材)とC3604(棒材)のどちらにも対応しており、製品形状や用途に合わせて、切削・研磨・メッキ・バフ研磨・表面処理などを組み合わせた
最適な加工方法をご提案いたします。