よくある質問
(同義質問:A7075の加工はできますか?/A7075-T6やT651の精密切削加工に対応していますか?/高強度アルミ合金の加工は可能ですか?)
超々ジュラルミンは、アルミニウムに亜鉛(Zn)を主成分としてマグネシウム(Mg)や銅(Cu)を加えたAl-Zn-Mg-Cu系の高強度合金で、アルミニウム合金の中でも最も高い強度を持つ材料として知られています。
軽量でありながら高い剛性を持つため、航空機・自動車・スポーツ用品・精密機械部品・金型など、強度・精度・軽量性が求められる分野で広く利用されています。
🔧 超々ジュラルミン(A7075)の特徴
超高強度: 熱処理(T6・T651)により引張強度500MPa以上を実現。軽量構造材として最適です。
優れた機械特性: 高剛性・高硬度で、繰り返し応力や疲労にも強い特性を持ちます。
良好な被削性: 高強度材ながら、適切な切削条件・工具選定で精密加工が可能です。
やや低い耐食性: 他のアルミ材に比べ腐食しやすいため、表面処理で補うのが一般的です。
🏭 当社の加工対応
当社では、超々ジュラルミン(A7075)の硬度・特性に合わせ、マシニングセンター・NC旋盤・ワイヤーカットによる高精度加工に対応しております。
切削抵抗の大きいA7075材に対しても、クーラントスルー機能付き工具や高剛性治具を用い、歪みや熱変形を最小限に抑えた安定加工を実現しています。
加工実績例:
航空機・ドローン用構造部品(T651材/マシニング+硬質アルマイト)
精密治具・金型部品(CNC切削+研磨仕上げ)
スポーツ用品・軽量ブラケット(旋盤加工+黒アルマイト処理)
✨ 対応可能な表面処理
超々ジュラルミンは耐食性を補うため、用途に応じた表面処理を推奨しています。
アルマイト処理(白・黒・):外観性と耐食性を向上(アルマイト性が悪く、美観部品には不向き)
硬質アルマイト処理:高摩耗環境・摺動部品に最適
化成処理(クロメート・ノンクロメート):塗装下地や電気接点用途に有効
サンドブラスト・バフ研磨・塗装対応:デザイン性・外観仕上げにも対応
まずはお図面や仕様書をお送りください。
用途・数量・仕上がりのご希望に合わせて、最適な加工方法をご提案いたします。