「1個からの部品製作」金属加工の町工場、精密機械加工を法人様、個人様を問わず承ります。

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よくある質問

ワイヤーカットで加工出来ない材質は?

(同義質問:ワイヤーカットで加工できない材料はありますか?/絶縁体や非導電性の素材も加工できますか?/プラスチックやセラミックスは対応していますか?)


 

ワイヤーカット放電加工は、電気を通さない絶縁体(非導電性材料)には対応しておりません
 
放電加工は、ワイヤーと工作物の間に電気を流して放電エネルギーを発生させ、その熱で材料を溶かしながら切断する加工方法のため、導電性のない素材は放電が起こらず加工ができません

 
また、アルミのアルマイト処理や金属への塗装が施されている場合も、表面が絶縁被膜で覆われているため、放電が遮断されて加工ができない場合があります。
 
このような場合は、事前に被膜を除去するか、別の加工方法(マシニング加工・レーザー加工など)をご提案いたします。


 
加工できない主な材質

  • プラスチック類:POM、PEEK、アクリル、ナイロン、ABS など
  • 非導電性セラミックス:アルミナ(Al₂O₃)、ジルコニア(ZrO₂)など
               (※導電性セラミックスは加工可能)
  • ガラス類:ソーダガラス、石英ガラスなど
  • 樹脂複合材:FRP、CFRP など(炭素繊維含有量が少ない場合)
  • 表面処理材:アルマイト処理アルミ、塗装・樹脂コーティングされた金属(※導電層が絶縁されている場合)

 
加工可否の目安

材質区分  加工可否   備考
金属材料 ◎ 加工可能   鉄・アルミ・銅・チタンなど導電性あり
プラスチック(樹脂) × 加工不可   非導電性のため不可
非導電性セラミックス × 加工不可   放電が発生しない
ガラス × 加工不可   絶縁体のため不可
表面処理金属 △ 条件付き   アルマイトや塗装がある場合、被膜除去が必要

 
対応のご案内

ワイヤーカット放電加工では、導電性があるかどうかが加工可否の判断基準となります。
非導電性素材や絶縁被膜がある部品でも、マシニング加工・研削加工・レーザー加工など他の方法で対応可能な場合がございます。

 
まずはお気軽にご相談ください。
 
材質や表面状態を確認のうえ、最適な加工方法をご提案いたします。

お見積り依頼ページへ
https://www.nogatadenki.jp/estimate.html 

 
ワイヤーカット加工  製作実績