アルマイト処理されている部品にワイヤーカットは出来ますか?
同義質問:アルマイト処理品をワイヤーカットできますか?/アルミの表面処理品に放電加工は可能ですか?/アルマイト層は放電で切れますか?
はい、アルマイト処理されている部品でもワイヤーカット放電加工は可能です。
アルマイト層は本来電気を通さない絶縁体ですが、ワイヤーカットは高周波の放電エネルギーを利用しており、薄いアルマイト層であれば放電によって突き破ることができます。
そのため、薄膜のアルマイト処理が施されたアルミ部品であれば、切断加工が可能です。
加工時の重要な注意点
- 皮膜の除去について
ワイヤーカットで切断した部分は、アルマイト皮膜が除去され、下地のアルミニウムが露出します。
この部分には防食・耐摩耗効果がなくなるため、必要に応じて再処理が必要です。
- 再処理の推奨
露出部の防食性能を維持したい場合は、ワイヤーカット後に再アルマイト処理を行うことを推奨します。
当社では協力会社と連携し、切断から再アルマイト処理まで一貫対応が可能です。
- 厚い皮膜の影響
アルマイト層が厚い場合、放電が不安定になり、加工精度や表面品質に影響を与える場合があります。
その際は、事前にアルマイトを剥離してから加工することをおすすめします。
まずはお図面と処理内容(アルマイト種別・膜厚など)をお知らせください。
最適な加工条件と再処理方法をご提案いたします。
お見積り依頼ページへ
https://www.nogatadenki.jp/estimate.html
ワイヤーカット加工 製作実績
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